面積：1万6,491km2

人口：295万2,000人(2012年)

民族：キン、ホムー、タイ、モンなど

省都：ヴィン市

行政区画：クアロー(町)、ジエンチャウ、クインルー、イェンタイン、ドルーン、ギロック、フングエン、ナムダーン、タインチューン、タンキー、アインソン、コンクーン、ギーアダーン、クイホップ、クイチャウ、クエフォン、トゥーンユーン、キーソン(県)

ベトナム民族の偉大な指導者ホーチミン市の故郷として有名な同省は、マイ・ハック・デーや詩人ホー・スアン・フーンなど政治家、科学者、作家を多く輩出している。

遺跡、クエット山、ソヴィエットゲーティン博物館、10kmの浜が続くクアロービーチ、プーマット自然保護区など見どころもたっぷりだ。

多くの民族が暮らしており、それぞれが自分達の民族文化や伝統を守り続けている。また伝統の歌劇があり、ここを訪れた人はゲーアン特有の文化に触れることができるだろう。

中部の北側に位置する比較的大きな省で、東西南北は海、ラオス、ハーティン、タインホアに接している。山や渓谷が北西部から南東部にかけて連なっている。82kmに及ぶ海側にあるクアロー港は中部の重要港となっている。気候が移行する地域にあることから、北部から寒い気候、南部から暑い気候がやってきて交じり合う。これにより1年の平均気温は23～24度である。

交通の便もよく、国道1号線と南北鉄道が通っている。ハノイから291km離れたヴィン市は、工業都市で中部の経済、文化、政治の中心地だ。ヴィン空港が建設される見込み。ラオスとの国境道路は419kmに及ぶ。